新年明けましておめでとうございます。ナビゲーターのNORIZOです。
本年も「しずてつストア ワインクラブ」をよろしくお願いします。
2025年最初のコラムは、毎回大好評のワインのおつまみレシピ【ワインの友】から。
このコーナーでは、しずてつストアの店舗でご購入できる食材を使って、ワインがさらに美味しくなるおつまみレシピをご紹介。内容は、しずてつストア公式LINEでも「ワインに合うお料理レシピ」を発信されている、料理研究家の福島さやかさんにご考案いただいております。
今回ご紹介する食材は「鯖カン」です! そう、あの見慣れた缶詰のことです。
使用するのは、伊藤食品の<あいこちゃん 大西洋サバ使用 鯖水煮>
そのネーミングと可愛いイラストに心奪われますね。
そのまま食べても美味しそうなこの鯖缶ですが、こちらに一手間加えることで、美味しい「ワインの友」になるのだそう。
早速そのレシピを見てみましょう。
鯖缶アヒージョ
レシピ
サバ缶 1缶
オリーブオイル 大2
にんにくすりおろし 小2
ハーブソルト、黒胡椒 各少々
バゲット 適量
① サバ缶は水気を切る。
② ①にその他の材料を加えて、トースターで7~8分加熱する。
③ 器に②を缶ごと乗せ、バゲットを添える。
そもそもアヒージョは、スペイン南部の伝統的な小皿料理(タパス)の一種で、オリーブオイルとニンニクで食材を煮込んだ料理です。
しかし、こちらのレシピでは、煮込むこともなく、なんと本当まぜるだけで出来ちゃいます。
そして切ったバゲットに乗せれば、しっかりお食事感もでて、おつまみ以上の満足感!
"サバ缶を開けて具材を入れるだけ" なんて、とってもお手軽で簡単に作れちゃうおつまみですね。
合わせて美味しいオススメのワイン
鯖によりそうワインとはいったい何でしょうか? 魚なので白?
一般的には、お魚料理に白ワインのイメージをお持ちの方が多いと思います。
しかしそれには、1つだけ覚えておいていただきたい<注意ポイント>があるのです。
それは、「刺身などの生魚や魚独特の風味が強く残っている食材に対し、合わせにくい白ワインもある」という事実です。
お魚にワインを合わせた際に、なぜか魚の生臭さが増幅されて、不快な臭いを感じたご経験がある方も多いはず。
じつはそこには、以下のような理由が存在しているのです。
「ワインと魚を合わせると生臭くなる原因」は、「魚類に含まれる脂(不飽和脂肪酸)が、ワイン中の鉄分によって酸化・分解され、その鉄分が酸化した不飽和脂肪酸と反応することで、生臭い成分を発生させる、ということが近年の研究で解明されています。
ということなので、ベターなのはできるだけ鉄分含有量が少ない白ワイン、ということになりますね。(赤ワインは鉄分が含まれがちなので)
ではそのようなワインは何かというと、日本ワインで、中でも「甲州」は統計的に鉄分が少ないことがわかっています。
今回はサバ缶を使用していますので、その和食的観点からも、甲州ワインがよく合いそうな気がしますよね!
ワインクラブのオススメの甲州はこちら! 白百合醸造の「甲州 ヴィニュ・ド・中川 2023」です。
こちらの「日本ワインコンクール2024」の「甲州部門」で見事金賞に輝いている逸品です。
今回は鯖缶を使ったアヒージョと甲州ワインのペアリングのご紹介でした。
私も早速チャレンジしてみたいと思います!
P.S. ワインと魚の臭みの話は、貝類にも当てはまります。代表的なのは生牡蠣です。こちらのコラムもご覧ください!