華やぎシーズンを彩る「高貴なワイン」ブルゴーニュのピノ・ノワール

早いもので、気がつけばあっという間に12月ですね。2024年も残すところあと1ヶ月。
世の中が師走の様相で、なんだか慌ただしい感じがしてきました。一方で、街はクリスマスムードのライトアップが施され、華やかな感じがしてくるのもこの時期ならではですよね。年末イベントやパーティなどのイベントも盛りだくさんなのではないでしょうか。

今回はそんな華やぎシーズンにぴったりな赤ワイン「ピノ・ノワール」についてお届けします。

高貴でエレガントなブドウの代表格

ピノ・ノワールはフランスのブルゴーニュ地方が原産のワイン用の黒ブドウ品種の名前です。その歴史はとても長く、なんとローマ時代から栽培されていたそうです。

「ピノ」はフランス語で「松」を意味し、ブドウの房の形が松の木に似ていることから名付けられました。「ノワール」は「黒」を意味し、果実の色を指しています。
果皮が薄く、小ぶりの果実が密集して小さな房状に実るのが特徴です。

現在では世界中で栽培される国際品種の一つとなり、アメリカ(オレゴン州やカリフォルニア州)、ニュージーランド、チリなどでも高品質なワインが生産されています。また、日本でも北海道や東北地方などの寒冷地をはじめ、山梨県や長野県、広島県でも造られています。

このピノ・ノワールですが、「高貴なブドウ品種」と呼ばれることで有名です。

高貴なブドウと呼ばれる理由

①栽培が難しい
果皮が薄く房が密着しているため、かび病など様々な病気にかかりやすです。 また、芽吹きが早く春の遅霜に当たりやすいため、霜で収穫量が激減することもあります。ブドウの収穫量を上げてもそこそこのワインになるシャルドネと違い、ピノ・ノワールは収穫量を多くしすぎると、薄くて美味しくないワインになってしまいがちです。

②唯一無二の存在感
繊細な味わいと華やかな果実の香りが魅力で、その高貴な要素を純粋に表現することが、ピノ・ノワールのワインの評価軸となっています。また、他のブドウ品種とブレンドされないため、その個性を発揮する点にも高貴な風情を感じることができます。

 

ブルゴーニュのピノ・ノワール <ブルピノ>

ピノ・ノワールの原産地であるブルゴーニュ地方。ここで作られる赤ワインのほとんどがピノ・ノワール単体から造られています。他のブドウ品種と混ぜることはあまりありません。
その品質と人気はもはや言うまでもありませんよね。かの有名な高級ワインの代表格「ロマネ・コンティ」も、ブルゴーニュのピノ・ノワールから造られるワインです。

その味わいについては、唯一無二のものがあります。渋みが少なく、軽やかでエレガントな味わいが特徴です。赤い果実の香りが豊かで、ラズベリー、イチゴ、チェリーのニュアンスが感じられます。さらに、熟成によって木樽由来のトーストの香りやバニラの香りが加わります。他にも皮革や森林の下草といった様々な香りを持ち、フィニッシュにはスパイシーな香りが感じられるものもあります。

そして、お食事をより美味しくしてくれるのもピノ・ノワールの魔法です。
フレンチレストランではピノ・ノワールには鴨肉が定番。鉄分が豊富なジビエなどにもよく合います。また、果実味が強くてジューシーなピノ・ノワールなら、牛肉などしっかりしたお肉にもしっかり寄り添います。

同じブルゴーニュのピノ・ノワールでも、生産する土地の位置や生産者によって様々な印象を与えてくれる、まさに魅力溢れる高貴なワインなのです!

そんな「ブルピノ(ブルゴーニュのピノ・ノワールの意味)」ですが、村名から畑名、グラン・クリュやプルミエ・クリュなど、格付けや呼称がいろいろとあり、どれを選んだらよいか戸惑うこともあるのではないでしょうか。しかも、なかなかいいお値段のものが多いのも事実ですよね。

ワインクラブでは、数ある中から安心して試していただけるブルピノを厳選しています。どちらもNORIZOが実際にテイスティングして選んできたオススメの2本です。

ブルゴーニュ ピノ・ノワール レ・プレリュード 2022

ブルゴーニュ AOPイランシー 2022 メゾン・ド・ラ・シャペル

お手頃価格の「レ・プレリュード 2022」はとても軽やかにスイスイ飲めるブルピノです。
一方で、「イランシー 2022」は村名クラス。みなさまご存知の白ワイン産地「シャブリ」の近くということもあり、ミネラル感高い印象のピノ・ノワールです。
詳しい内容についてはワインクラブの会員様限定ECサイトをご確認ください。

 

師走の多忙な毎日をお過ごしかとは思いますが、高貴なブルピノで、ちょっと優雅なひと時を楽しんでみませんか。
皆様の【師走のブルピノ談】をぜひ教えてください!

NORIZO
NORIZO
ブルピノといえば「ジュヴレシャンベルタン」が大好物です。
あれを飲むと「幸せの味」がするってコメントしたくなるのは私だけでしょうか...

 


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